このページでは、 MTS  インストールなされたお客様のギター ・ウクレレの代表例をご紹介しております。

 

これから  MTS  をインストールしてみよお・・・と言う方には、どの程度改善されるか・・・が気になるところとおもいます。

そこで、
Beforeインストール前 Afterインストール後の、工房ミネハラ で計測しているデータもご紹介致します。


表の横軸はフレットナンバー、縦軸は弦ナンバーです。 データ値は セント (CENT)

 

データが増えましたので、ページを分けました。


 


   ★ MTS 動作原理・Sound Sample Video


Eastman E20/D  Acoustic Guitar


パーマネントセットアップ

お客様の声 

 ぜひパーマネントセットアップをやっていただきたいアコースティックギターが1本あります。

 また、ナット部に、ご推奨の滑りのいい材がありましたらそれで施行していただきたいと思っております。

インストールの状況
 

 
Before データは、ドレッドノートギターの典型的な状況でした。

 ナットは、
潤滑材入り Delrin が残っておりましたので、それを使用しました。 サドルは、オフセットが必要でしたので、オフセットサドルを作りました。
 調弦も正確に出来、
After のピッチは驚くほど良くなったことを体験して頂けると思います。

Eastman E20/D  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12
#1 +2 +2 +3 +1 +1 0 +1 +1 +2
#2 +3 +3 +2 0 0 0 0 +1 +1
#3 +2 +1 +3 +3 +1 0 0 0 0
#4 +4 +4 +4 +3 +3 +2 +4 +2 +2
#5 +8 +7 +5 +4 +4 +3 +4 +3 +6
#6 +7 +7 +6 +6 +6 +6 +8 +4 +6


Eastman E20/D
   After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#4 0 0 0 0 +1 +1 -1 0 0
#5 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#6 0 0 0 0 0 0 0 0 0

YAMAHA  Acoustic Guitar DW-4 TBS


パーマネントセットアップ
 

お客様の声 

<インストール前>
 パーマネントセットアップにします。

 エレキも持っているので、サドル側の重要性を無視できないのと、一体型のナットは、すっきりしていて遥かに恰好よいというのがその理由です。

<インストール後>
 ギターが届き、日曜は数時間ほど弾き、堪能しました。 御社の解説やレビューに違わず、和音がどのポジションでもすっきり合って全く気持ちが良い次第です。

インストールの状況
 EXTRA LIGHTゲージ
なので、ナットの補正値は、通常のセットアップのものより若干大き目になっています。
 元の状態は、ナット部での弦高が極端に高かったため、ローフレットが大きくシャープしていました。
 
Before データの、#5弦 #9フレットが、-5セントと、大きくフラットになるのは、ドレッドノートサイズギターの胴の共振による影響(宿命)で、この現象は、 MTS  インストール後でも若干残ってしまいます。

 ただし、ナットでの弦高を規定値に低くセットしましたので、ピッチは驚くほど良くなりました。
 1弦の#7フレット辺りで、フレットが浮いていて、ビビレが出ていましたので、フレットを削って直しておきました。

 YAMAHA DW-1  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12
#1 +5 +4 +4 +3 +3 +4 +3 +4 +6
#2 +6 +6 +5 +5 +7 +5 +5 +4 +5
#3 +10 +8 +8 +8 +8 +7 +7 +6 +6
#4 +6 +5 +4 +2 +5 +2 +6 +7 +8
#5 +6 +6 +4 +4 +3 0 -5 0 +7
#6 +13 +12 +12 +14 +14 +12 +10 +8 +8

 

YAMAHA DW-1  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 -1 -1 -1 -1 0 0
#6 +1 +1 +1 +1 0 0 0 0 0

Osamu Nakade Classic Guitar

お客様の声 

<インストール前>
 使用弦は「ハナバッハ黒」です。少しぐらい時間がかかってもかまいません。

 1年ほど前、当地の楽器店で、弦高は6弦4ミリ、1弦3ミリになるようにとお願いして、その店のリペアマンにサドルを作ってもらったものですが、これでうまくないようでしたら、適宜弦高を上げてセットアップしていただくようお願いします。

インストールの状況
 
4,5,6弦のビビリですが、サドルを調節して、現状より 0.5mm 程度弦高を上げましたので、ビビリは全くなくセットアップ出来ています。 
 4,5,6弦の補正値も微調節して設定することで、イントネーションは完全になりました。

 Osamu Nakade  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12
#1 +4 +2 +2 +2 +2 +1 +3 0 +2
#2 +4 +3 +4 +2 +3 +3 +5 +1 +4
#3 +6 +4 +5 +4 +3 +3 +5 +5 +8
#4 +3 +2 +1 +1 +1 0 +2 +2 +4
#5 +4 +3 +3 +3 +3 +4 +5 +2 +9
#6 +4 +3 +3 +2 +3 +3 +5 +3 +4

 

Osamu Nakade  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 +1 0 +1 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 -1 -1 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 0 -1 0
#6 0 0 0 0 0 0 0 0 0

Takamine  Electric Acoustic Base PB15NS

お客様の声 

<インストール前>
 現在、
 MTS  はエレクトリックベースには導入可能なようですが、私の持っているタカミネの PB-15というエレアコベース(フォークギタースタイルのベース、アンダーサドルピックアップ付き、スケール864mm)にアコースティックギターのように、ストリングピローとオフセットサドルを導入できないでしょうか?

 特注という形になるとは思いますが、もし可能でしたら概算で良いので見積もりをお願いできませんでしょうか?

<インストール後>
 楽器到着しました。 素早い施工ありがとうございました。 インストール結果にとても満足です。
 友人にも勧めてみます。

 インストールの状況
 12フレットの弦高が高すぎる
(4.0-4.6mm) と思われましたので、ザドル部で、弦高を低めにセットアップしました。 (3.0-3.4mm)
 これで、確かなイントネーションが確保できるようになりました。
 サドルは、オリジナルと同じ、黒檀で作りました。

Takamine PB15NS  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +2 +2 +3 +4 +4 +1 0 +2 +4
#2 +1 +1 0 0 -1 +2 0 0 -1
#3 +3 +3 +2 +2 +2 +2 +3 +3 +7
#4 +5 +5 +3 +3 +4 +5 +6 +7 +7

 

Takamine PB15NS  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 -1
#3 +1 0 0 0 0 0 -1 -1 0
#4 +1 +1 0 0 0 0 0 0 0

 PAULINO BERNABE (MADRID) Classic Guitar



                オフセットサドル
 

お客様の声 

インストールの状況
 弦高は比較的低めの状態でしたが、サドルの位置が12フレット側に寄っているために、フレット全域でシャープ気味のピッチとなってしまっていました。

 サドルを、僅かに遠ざけるため、オフセットしたオフセットサドルをセットしましたので、フレット全域でのシャープはなくなり、完全なイントネーションになりました。

PAULINO  BERNABE  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +2 +2 +2 +2 +1 +2 +3 +3 +4
#2 +3 +3 +2 +1 +3 +3 +3 +4 +5
#3 +5 +5 +4 +4 +4 +5 +7 +7 +8
#4 +2 +2 +2 +1 +2 +3 +3 +3 +4
#5 +3 +3 +3 +3 +3 +3 +4 +2 +4
#6 +3 +3 +3 +3 +2 +3 +4 +4 +5

PAULINO  BERNABE  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 +1 0 0 0 0 0 0 +1 +2
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#6 0 0 0 0 0 0 0 0 0

 


Martin D-35

 

お客様の声 

<インストール前>
 
MartinD-35でアンダーサドルにピックアップがついています。現在は胴のふくらみやネックの状況によって高めになっております。ピッチが合わないのはそのせいもあるかと思います。 標準の弦高まで届かない場合は「可能な限り」ということでお願い致します。

<インストール後>
 ギター受け取りました。 ピッチの狂いも解消され、コードがまとまって聴こえるようになりました。 響きも不快なうねりがなくなりすっきりしました。

インストールの状況
 ザドル部で、弦高は極力低めにしましたが、余り低くすると、アンダーサドルピックアップへの伝達力が減りますので、12フレットの弦高は、標準の値より僅かに高くなっています。 ただし、それに合わせてサドル調整してありますので、
 MTS  は完全調整が出来ています。 サウンドの比較をお聴きになって下さい。
   前
 後

Martin D-35  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +3 +3 +4 +4 +4 +4 +5 +6 +7
#2 +4 +4 +4 +5 +6 +6 +9 +10 +12
#3 +4 +4 +4 +5 +5 +5 +7 +7 +7
#4 +3 +3 +3 +4 +7 +9 +13 +13 +13
#5 +1 +2 +2 +3 +3 +3 +6 +6 +7
#6 +5 +5 +6 +7 +9 +9 +11 +13 +15


Martin D-35
 
After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 +1 +2
#2 0 0 0 0 0 0 0 +1 +2
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 +2 +2 +3
#5 +1 0 0 0 0 0 0 +2 +2
#6 +1 0 0 0 0 0 0 0 +2

YAMAHA Eleki Base RBX-A2

お客様の声 

<インストール前>
 
エレキベース用の
 MTS 、部品単体での販売はされていないのでしょうかちなみにエレキギター用の MTS は、購入させて頂きましたが、本当に見違えるようなサウンドになりました。  素晴らしい商品です。
 楽器は、YAMAHA RBX-A2 というベースの
 MTS インストールをお願いします。

<インストール後>
 無事、楽器が届きましたのでご報告させて頂きます。 弦をそちらのホームページを参考に、同じゲージの新品に換え調整を行ったところ、恐ろしいまでのチューニングの正確さに驚いております。

 ギターでも体験していたのですが、やはり MTS は素晴らしいものです。

インストールの状況
 現状では、#3,#4弦が大きくシャープ気味でしたが、標準的サイズのエレキベースですので、大変良い結果が得られました。 弦高は、ほんの僅か低く設定しました。

YAMAHA Elki Base  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +4 +3 +2 0 +1 +1 +2 +2 +2
#2 +2 +1 0 0 -1 -4 -5 -4 -5
#3 +6 +3 +2 +3 +3 +2 +2 +3 +3
#4 +12 +12 +10 +7 +7 +7 +5 +5 +2

 

YAMAHA Elki Base  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 +1 0 0 0 0 0 0 -1 -1
#3 +1 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 +2 +1 +1 0 0 0 0 0 0

ZEN-ON Classic Guitar

パーマネントセットアップ

オフセットナット
オフセットサドル

インストールの状況

現状のナット溝に入るオフセットナットを作り、指板を削らない方法でパーマネントセットアップを行ってあります。

ブリッジ(サドル)が、極端に12フレットに近い位置にあり、ハイフレットが大きくシャープしているギターであったため、サドルを後ろにオフセットしたオフセットサドルを用いて  MTS  のインストールを行い、ピッチは完璧になりました。

Zen-On  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +3 +3 0 0 0 0 0 0 +5
#2 +4 +4 +3 +3 +2 +2 +2 +2 +5
#3 +7 +7 +7 +6 +6 +5 +8 +9 +10
#4 +1 +2 +2 +1 +1 +1 +4 +5 +5
#5 +1 +1 0 0 0 0 +1 +1 +6
#6 +1 +1 +1 +1 +2 +2 +3 +3 +5

 

Zen-On  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#4 0 0 0 -1 -1 -1 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#6 0 0 0 0 0 0 0 0 0

Jose Ramirez Classic Guitar
 



パーマネントセットアップ

オフセットナットオフセットナットブリッジ(サドル)

お客様の声 

<インストール前>

私のギターは弦長664のラミレスですが、パーマネントセットアップで、お願いします。

<インストール後>
 

余りにも早かったので驚いています。

早速、試奏し、劇的な変化に驚いています。

全ポジションで、音の分離の良さと、濁りのない和音の響きが印象的です。特にハイポジションは感動ものです。

 

別のギター(特注 中出阪蔵スペシャル 1972年)に持ち替えてその差に、愕然としました。 これからは、気持ち良く 毎日ギターを弾くのが楽しみです。 有難う御座いました。

インストールの状況(当方コメント) 

現状のナット溝に入るオフセットナットを作り、指板を削らない方法でパーマネントセットアップを行いました。
ブリッジ(サドル)が、12フレットに近い位置にあったため、現状ではハイフレットが大きくシャープしていましたが、
 MTS  のインストールで、ピッチは完璧になりました。 弦長がやや長いギターなので、ビビリ防止のために、弦高をやや高めにセットアップしてあります。

Jose Ramirez  Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +3 +3 +2 +1 +2 +3 +3 +3 +5
#2 +3 +3 +2 +2 +2 +2 +3 +5 +7
#3 +5 +3 +3 +3 +5 +6 +8 +8 +8
#4 +2 +2 +1 0 0 0 0 0 +3
#5 +1 +2 +3 +2 +3 +3 +2 +2 +4
#6 +2 +1 0 0 +1 +2 0 0 +2

 

Jose Ramirez  After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#4 0 0 0 -1 -1 0 -2 -2 0
#5 0 0 0 -1 0 0 -1 -1 0

#6

0

0

0

-1

0

0

0

-1

0



Gibson BYRDLAND


ストリングピロー MTS  インストール前ブリッジ  インストール後ブリッジ

お客様の声

<インストール前>

Short Scale で、ピッチの狂いが大きいで、 MTS  のインストールをお願しました。

インストールの状況(当方コメント) 

Short Scale ギターは、普通でもピッチの狂いが大きいものですが、ゲージの太い弦を使用すると更にピッチの狂いは大きくなります。 それをカバーするために、ブリッジの位置を大きく動かして調整されていたため、ピッチの狂い方が、プラスマイナスが混在して、響きが濁ってるものです。補正値を大きくした  MTS  のインストールで、ピッチは完璧になりました。

Gibson BYRDLAND Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +3 +3 +3 +2 +1 +1 0 +1 +3
#2 +5 +4 +3 +3 +2 +3 +3 +4 +5
#3 +3 +3 +3 +3 +2 0 0 +1 +1
#4 +2 +2 +2 0 -2 -3 -5 -5 -3
#5 +2 +2 0 0 -1 -2 -5 -8 -8
#6 +6 +4 +4 +4 +4 +5 +9 +9 +11

 

Gibson BYRDLAND After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 -1 -1 0 0
#6 +1 +1 0 0 0 0 0 +2 +3

Electric Guitar Talbo


潤滑剤入りデルリン製 (Slip Stone) のオフセットナットを使用

お客様の声

<インストール前>

ストリングピローを使用していますが、ナット材質:Delrin(乳白色)でのパーマネントセットアップをしてください。
また、ストリングリテーナー(Graph Tech社製、PT-7001-00)の取り付けをお願いします。

インストールの状況(当方コメント)

 ストリングピローを使っていましたので、ローフレットのピッチは大変良い状態でした。
 

ハイフレットのピッチは、ネックの状態も良く、ブリッジサドルの調整で、完璧になりました。

大変良いギターです。

 

Electric Guitar Talbo Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 -2 -4 -4 -4
#2 +1 0 0 0 0 -2 -4 -4 -5
#3 0 0 0 0 0 -2 -4 -4 -6
#4 0 0 0 0 0 -3 -4 -4 -5
#5 0 0 0 0 0 -5 -5 -7 -10
#6 +3 +3 +3 +3 +2 0 0 0 0

 

Electric Guitar Talbo Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 0 -1 -1
#6 +2 +1 0 0 0 0 0 -1 0

Classic Guitar KAWAMURA

お客様の声

<インストール前>

656ミリのクラシックギターです。 MTS導入とビリつきの調整をお願いしたいと思っています。

4弦のビリつきがひどいです。 フレット間の中心及びヘッド寄りを押弦して強く弾くとビリつきます。 構造上の問題等も含め、、一度見ていただけないでしょうか?

インストールの状況(当方コメント)

 良いギターですが、ビリつきの原因はサドルが低いことが主なものと思われましたので、僅かに弦高を上げるようなセットアップをいたしました。

それに合わせて  MTS  インストール の補正値

を決めてありますので、ピッチは正確になりましたが、僅かにマイナスするところが有るのは、フレット精度が多少良くないのが原因と思われます。

Classic Guitar KAWAMURA Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +3 +1 +1 0 0 0 0 +2 +5
#2 +5 +3 +1 +1 +2 +3 +5 +6 +6
#3 +5 +4 +3 +3 +1 +1 +4 +6 +6
#4 +3 +2 -1 0 0 0 +2 +2 +2
#5 +3 +1 0 0 0 0 +1 0 +1
#6 +3 +1 0 0 0 0 0 +1 +1

 

Classic Guitar KAWAMURA After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 -1 -1 0 -2 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#4 0 0 -1 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 -1 -1 0 0 0 0 0
#6 +1 0 0 0 0 0 0 0 0

Mini-Size Classic Guitar
Scale Length 530 mm

お客様の声

<インストール前>

Scale Length の短いギターには  MTS  が効果的と考えていますのでインストールをお願いします。

インストールの状況(当方コメント)

Scale Length の短いギターを、フルサイズのギターと同じチューニングをした場合、弦長が短いため各弦のテンションはフルサイズのギターの時より低くなります。 そのために、弦を押さえた時のテンションの狂いはフルサイズギターの場合より大きくなり、ピッチの狂い方はより顕著に表れてしまいます。

ナイロン弦ギターの場合、それは、#2,#3弦ピッチの狂いが酷く、そのままで弾くに絶えないような状況と考えます。

 

 MTS  インストール の補正量はフルサイズギターの場合より若干大きくなりますが、それにより完璧なピッチの確保が可能となります。

 

Mini-Size Classic Guitar Before  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 +5 +3 +2 +2 +1 0 +2 +3 +4
#2 +8 +8 +7 +6 +4 +5 +5 +5 +6
#3 +12 +8 +6 +5 +5 +3 +6 +7 +10
#4 +3 +2 +2 +2 +1 0 0 0 +2
#5 +3 +2 +2 +2 +1 0 0 0 +1
#6 +3 +3 +3 +2 +1 0 +1 +1 0

Mini-Size Classic Guitar After  (CENT)

#1

#2

#3

#4

#5

#7

#9

#10

#12

#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 +1 0 +2
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#6 +1 +1 0 0 0 0 0 -1 0

ASTURIAS JAZZMATE


 MTS  インストール前のサドル     右  MTS  インストール後のサドル

 

お客様の声
 

<インストール前>

 アストーリアス・ジャズラインを購入し、バスフェイトンチューニングをして頂きましたが、3弦の8フレット前後が高めで、また12フレットのピッチも若干高めでした。

 そこで弦を替えて(1〜3ハナバッハのセシリア、シルバー200ミディアムハイ4〜6)見たところ、なんとか違和感が少なくなりそのまま使っておりましたが、最近ハナバッハのミディアムローテンションに弦を張り替えた所、4弦の5〜12フレットの音程がお話にならないほど高くなりました。御社のチューニングシステムをこのバスフェイトンチューニングのギターに取り付けることが出来ますでしょうか?

 

インストールの状況(当方コメント)

 バスフェイトンチューニングがインストールされている・・・ということですが、ナット部の弦長補正がされていなく、また、サドルの位置調整も、6弦側が1弦側より短く、このような状態では、およせ頂いたようなピッチの狂いは起こると思われます。 

 出願されているバスフェイトンチューニング特許の情報から判断する限り、正確にインストールがなされていないと思われます。

 このギターの場合、#4弦の#7-#10フレット辺りの音に、非常に強い胴の共振現象が見られます。

 ホームページの、「ギターボディの振動の力学」でもご紹介しておりますが、胴の共振点付近では、ピッチが大きく狂うことがあり、#4弦の#7-#10フレット辺りのピッチが大きくシャープするのは、これが原因と考えられます。  MTS  インストールは、これも含めて、ピッチが安定するように補正の値を決めました。

 

ASTURIAS JAZZMATE Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +2 +1 +1 +1 0 +3 +2 +2 +3
#2 +2 +2 +2 +2 +1 0 0 +2 +3
#3 +2 +2 +2 +2 +2 0 +2 +3 +4
#4 +5 +6 +7 +10 +10 +13 +13 +13 +15
#5 +2 +2 +2 +2 +2 +3 +4 +6 +9
#6 +2 +2 +2 +2 +3 +3 +5 +6 +9

 

ASTURIAS JAZZMATE After  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 -1 0 0 0 +1
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 -2 0 0 0 0 0 0 +1
#5 0 0 0 -1 -1 -2 0 0 0
#6 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(注) After のピッチ計測は、ピエゾピックアップの出力を使用。

 


Cole Clark

ANGEL AN2AC

お客様の声
 

<インストール前>

 Cole ClarkAngelというギターを最近購入したのですが、開放弦で正しくチューニングをしてもコードを弾いた時に、気持ちの悪い響きになってします。

 購入した店で調整をしてもらったのですが、あまり変化がありませんでした。御社のMinehara Super Tune Systemなら最良の状態になると確信し、この度、調整をお願いしたいと思います。

  早い単音弾きをする為、低めの弦高での調整をお願いしたいと思います。

 

<インストール後>

本日、ギターが戻って来ました。

早速弾いて、ミネハラスーパーチューンシステムの

絶大な効果に感動しました。

僕の予想を遥かに超える仕上がりでした。

ありがとうございました。

また、宜しくお願い致します。  MTS  最高!

 

インストールの状況(当方コメント)

 軽く、響きのよいギターですが、その反面、ボディの共振の影響でピッチの狂いを生じているところが見られます。 #6弦の「G#」と#4弦の「F−F#」辺りに強い共振点があり、ピッチが不安定になっています。 MTS  インストールで改善されましたが、F#の「音詰りは、多少残っています。  弦高は、ビビりの起こらない最低値でセットアップしました。
 

ANGEL AN2AC Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +2 +2 +2 +1 +1 +1 +1 +1 +2
#2 +2 +2 +3 +2 +3 +2 +2 +1 +2
#3 +2 +1 +1 0 +1 0 +2 0 0
#4 +1 -5 +3 +4 +5 +6 +5 +1 +2
#5 +3 +1 0 0 -2 -10 +2 +2 +4
#6 +3 +2 0 -4 +5 +2 +2 -2 -6

 

ANGEL AN2AC After  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 +1 0 0 0 0 0 0 0 +1
#3 0 -1 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 -1 0 0 0 +1 +1 0 0
#5 0 0 0 0 0 -1 +2 -2 0
#6 0 0 0 -1 0 0 0 0 -2

Gibson

Advanced JUMBO & Southern JUMBO

 


Advanced JUMBO


Southern JUMBO

ご参考までに

 いずれのギターも、ギャチューナー(糸巻き)の反応が悪く、弦張力が狂いやすい現象が見られます。 ナットとストリングピローの弦溝に 「Guitar Grease」 か 「鉛筆の芯の粉」 などを縫って、弦の滑りを良くした状態でチューニングして弾いてください。


Permanent Setup  by Offset-Nut TM


Advanced JUMBO    右 Southern JUMBO

 潤滑剤入りデルリン製 (Slip Stone) のオフセットナットを使用したことで、ギャチューナー(糸巻き)の反応の悪さは大幅に改善しました。、

お客様の声

<インストール前>

初めまして。 当方、メッセージソングを歌う、アコースティックギターデュオをしております。

 ピアノも弾くものですから、以前より、ギターの音色の不完全さ、2本のギターのチューニングのマッチングの悪さが、なんとかならないものかと常々思っていました。貴ホームページを拝見させていただいて、本当に目からうろこの思いです。

 カポタストもよく使用するので、現在のメインギターの2本にまとめて、ぜひMTSをインストールしていただきたいと願い、今回連絡させていただきました。

  ちなみにギターはサザンジャンボとアドバンスドジャンボです。

インストールの状況(当方コメント)

 Southern JUMBO の方は、スケールレングスが短いので、ピッチの狂いが大きいようです。 フレット真中付近を弾いて2本のギターを合わせるのは、確かに違和感があったと思われます。 カポを使った場合、解放弦が狂った状態になっていますので、なおさらです。  MTS  で大幅に改善できると考えます。

Advanced JUMBO Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +2 +2 +1 +1 +1 0 0 0 0
#2 +2 +2 +2 +2 +1 0 +2 +3 +4
#3 +2 +2 +2 +2 +1 0 0 -1 -2
#4 +4 +4 +4 +3 +3 +3 +3 +2 +4
#5 +4 +4 +3 +2 +2 +5 +5 +7 +8
#6 +5 +5 +4 +2 +2 +2 +3 +3 +6

 

Advanced JUMBO After  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 -1
#4 0 -1 -1 0 0 0 +1 0 0
#5 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#6 +1 0 0 0 0 0 0 0 0

 

 

 

Southern JUMBO Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +3 +3 +2 +2 +2 +1 +2 +2 +3
#2 +4 +5 +5 +5 +4 +3 +4 +4 +5
#3 +2 +2 +2 +2 +2 +1 +1 +1 +1
#4 +3 +3 +3 +3 +3 +5 +5 +6 +6
#5 +6 +6 +6 +5 +5 +5 +7 +8 +10
#6 +8 +7 +7 +7 +7 +9 +10 +10 +10

 

Southern JUMBO After  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +1 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 -1 0 0 0
#6 +1 +1 +1 0 0 0 +1 +1 +2

NISHINO MASATO TYPE 25  2007

お客様の声

<インストール前>

 私のクラシックギターはもともと弦高が低めで1フレットを押さえて強めに弾くと1弦と6弦は特に、4弦5弦は少しビリつきます。このインストールを行う事でも解消されますでしょうか?

 もし解消されるのであれば、音程も合っていてビリつきもなくなると一石二鳥なのでぜひインストールをお願いしたいと思っています。

 オーガスチンのREGAL BULE を張りました。すると1フレットを押さえたときの1,2弦のビビリはなくなったように思えますが、微妙なので、かなり強めに弾いてもビビらない弦高でお願いします。6弦は相変わらずビビリます。

インストールの状況(当方コメント)

 作りの良いギターですが、表板(TOP)が沈んでしまっており、そのために弦高が低くなり、ビビリが発生しています。 ナット部の弦高は標準とし、#12フレット付近は現状より 0.5-1mm 程度大きくなるように設定しましたので、ビビリは完全に解消しています。

 この状態で、 MTS  設定をしてありますので、ピッチも完璧となりました。 サドルはオフセットサドルとしてあります。

Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +2 +1 0 0 0 0 0 0 0
#2 +3 +2 +2 +1 +1 +1 +1 +3 +3
#3 +4 +3 +2 +2 +3 +3 +5 +5 +5
#4 0 0 -2 -2 0 0 -2 0 0
#5 +1 +1 0 -1 0 0 0 +1 +2
#6 +1 +1 0 +1 0 +1 0 +1 +2

 

After (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 +1 +1
#4 0 0 0 -1 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 -2 0 0
#6 0 0 0 +1 0 0 0 0 0

Eastman AR-810CE フルアコ

 MTS  インストール前 ブリッジ  MTS  インストール後 ブリッジ

 

お客様の声

<インストール前>

BFTS からのネットサーフィンでこちらに辿り着きました。 お手軽インストールを見て、試してみたいと思ったのですが、その前に私のギターに合うかどうか確認したいと思い問い合わせさせて頂きました。

ギターは、eastmanというメーカーのAR810CEというモデルです。フルアコです。  弦のゲージは

1弦から .013/.016/.022/.032/.042/.052

のフラットワウンドです。

素人判断ですが、解放弦と12fのハーモニクスの調整だけでは、全然音程が合わないので、(特に1弦)貴社 MTS  の力を十分に発揮出来る調整もお願いしたいです(ネックやフレットの調整等々)

<インストール後>

 MTS  インストール前のギターに慣れていたのもあって、こんなに違うのかと弾いた時点で驚きでした…

特に10fより高いポジションはあまり触らなかったのですが (音痴なので)、音程が合ってると指が届くところまで行きたくなります。 弾き方も変わりますね。 ブリッジの色が変わったのは特に気になりません。 追加料金無しで新たに削りだして頂き、ありがとうございます。

インストールの状況(当方コメント)

 ブリッジに関して、シミュレーションで最適な寸法を解析した結果、現状品の追加工では、ブリッジが薄くなりすぎてしまうことがわかりました。   したがって、改めて作り直します。メープル材()となります。硬い材料で、バイオリンやチェロなどの弦楽器のブリッジに使われている材料ですので、音色などには全く変化や影響はありません。

Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +2 +2 +2 +2 +3 +3 +3 +4 +6
#2 +2 +2 +2 +2 +2 +3 +3 +3 +5
#3 +2 +2 +2 +1 0 -1 -3 -3 -4
#4 +1 +1 +1 0 0 0 0 0 0
#5 +2 +1 +1 0 0 -1 -2 -1 0
#6 +4 +3 +2 +2 +2 +2 +2 0 -2

 

After (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 -1 0 -1 -1 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 -1 0 +1
#6 +1 0 0 0 0 0 0 0 0

YAMAHA Custom L-52 1975

お客様の声

<インストール前>

 以前、ヤイリギターでお世話になった神戸市の**です。 YAMAHA L-52 というアジャスタブルのサドルのギターを所有していますが、スーパーチューンシステムの加工は可能でしょうか。

 サドルの調整を自分でやってみていますが、サドルの移動範囲が狭く、オクターブ付近でフラットになっています。 是非ともよろしくお願い致します。

インストールの状況(当方コメント)

  カスタムメイドの大変貴重なギターです。

 音も大変良いギターですが、YAMAHAギターはサドルの傾きが他のメーカーのギターに比べ大きく設定されてい るために、 #12フレット付近の音程が、フラット気味になる傾向が有ります。
 こちら をご覧下さい。

  MTS  をインストールすると、サドルの位置は現状の位置よりもっと#12フレット側にシフトさせる必要があるために、現状のサドルのままでは、標準の  MTS  のインストールはできません。 何らかの追加工を施す事で、インストールにトライしてみましょう。

Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +2 +1 +2 +1 +1 +1 0 0 +1
#2 +2 +1 +1 0 0 -2 -3 -3 -3
#3 +1 0 0 -1 -1 -3 -4 -5 -5
#4 +2 +1 +1 -1 -3 -5 -6 -10 -10
#5 +3 +1 +1 0 0 -4 -7 -8 -8
#6 +5 +3 +2 0 0 -2 -8 -9 -11

 

After (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 -1
#4 +1 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 +1 0 0
#6 +1 +1 0 0 0 0 0 +1 +1

 アジャスタブルサドルのブラケットの前側の壁をフライス加工で切断削除し底面と面一にし、サドルピースの調整範囲を大きくし、 MTS  のサドルの最適なポジション設定 を可能にしました。(左写真参照)

 サドルピースは弦の力で押さえつけられていますので、動いてしまう事はありません。


Headway HCF-507


 ストリングピロー

 オフセットサドル

インストール状態 (当方コメント)

 フレット全域の音程は、偏った傾向は少なく、比較的平均的な状態にセットアップされていましたが、それを実現させるために、#3,#4弦は#1フレットの弦高が極端に低く、ビビリが発生している状態でした。

  MTS  を インストールすれば、そこまで極端に弦高を下げなくても音程は正しくなりますので、ビビリを気にすることなく、今までよりはずっとパワフルな演奏が出来るようになります。 弦高は、標準仕様より僅かに低目にセットアップしました。 Extra Light ゲージですので、弾き易いとおもいます。

 フレット上面が平坦に削られているところがあり、僅かな誤差は残ってしまっています。

 

Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +3 +2 +2 +1 0 0 0 0 -2
#2 +3 +2 +1 +1 0 -1 -2 -2 -2
#3 +2 +2 +3 +3 +1 0 0 0 0
#4 +1 0 -4 -6 -6 -5 0 0 0
#5 +2 +2 +2 0 0 -3 -6 -9 -3
#6 +4 +3 +3 +2 0 0 0 0 -3

 

After (CENT) 

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +1 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 +1 +1 +1 0 0 0 0
#4 0 0 -2 -2 -2 -2 0 0 0
#5 0 0 0 -1 0 0 0 0 0
#6 +1 0 0 0 0 0 0 0 0

読者の皆さんは、このギターがどのようなデータに基づいてセットアップされているか・・・ご興味がおありだとおもいます。

 ΔN  の値は、ローフレットのピッチ精度に影響します

 ΔL  の値は、ハイフレットのピッチ精度に影響します

上の Headway HCF-507 の  ストリングピロー   オフセットサドル  は、このデータによってセットアップされています。


工房ミネハラ では、

 MTS は、 工学的セオリーによって 導かれた ギターチューニングシステムです   こちらです

と、ご紹介しているように、

お客様からお預かりしたギターのイニシャルの状態を計測し、さらに、お客様の使用している弦のゲージやご要望の弦高値などに従って、

 ストリングピロー  や  オフセットサドル  の最適寸法を 工房ミネハラ で開発した シミュレーションシステム により導き出し、

その結果に基づいてパーツを製作し、実際のギターにインストールしております。

下のデータは、上の Headway HCF-507 のインストール 時の シミュレーション の結果です。

これは、最大の企業ノーハウでは有りますが、ご覧に入れましょう。



クリックすると、Excel の原寸大でご覧いただけます。

このシミュレーション シート は、お客様のギター毎に作成されます。

使用弦のゲージの計測、フレット精度の計測、現状のナットやサドルの寸法や弦高・・・など、始めに、基本的なデータを計測します。  このデータシートで記録をとって有ります。

弦の張力(テンション) や弦係数  Ke  など、シミュレーション に必要な数値は、弦のゲージ計測結果を入力すると、自動的に計算され 、直感的に分かるようにグラフにも示されるシステムとなっています。
  
お客様の使用弦を一式同梱していただいているのは、弦のゲージ計測のためです。

このシートには示されていませんが、インストール前のピッチ精度を計測して有ります。
  その値が、
Before (CENT) として、上に示されているものです。

これらの諸データをもとにして、このギターにインストールする  ストリングピロー   オフセットサドル  の最適寸法を シミュレーション により導き出します。
  Excel の #1-#6 のシートで計算していますが、ここでは、公開は差し控えさせて頂きます。

各シートで計算された ストリングピロー ΔN  と、 サドル補正 ΔL   の最適寸法により、サドルのセットアップ状態など、インストールの寸法・形状が、自動的に図示されます。

これ等に従って、 ストリングピロー  と、 オフセットサドル   を製作してインストールします。

インストールの最後に、ピッチを計測し、その値を、After (CENT) として、お客様にご連絡します。


インストール前の シミュレーション計画値(上図)と、最終的に実際のギターにインストールされたセットアップ値を比較して見ましょう。

弦高

ストリングピロー ΔN サドル補正 ΔL
#1フレット #12フレット 計画値 セットアップ値 計画値 セットアップ値
計画値 セットアップ値 計画値 セットアップ値
#1 0.30 0.30 1.8 2.0 0.6 0.6 0.6 0.4
#2 0.30 0.30 2.0 2.0 1.4 1.4 1.3 1.3
#3 0.35 0.30 2.1 2.1 0.7 0.7 1.0 1.0
#4 0.35 0.35 2.4 2.3 1.3 1.3 1.7 1.5
#5 0.40 0.40 2.4 2.4 1.5 1.5 2.2 2.2
#6 0.45 0.50 2.6 2.6 2.4 2.4 2.8 2.8

上の Headway HCF-507 は、シミュレーション(上図) で求められた計画値とほぼ同じ寸法でセットアップされています。

その結果、上で示した After のような、完璧なピッチ精度が得られました。

 MTS  の インストール で大切なことは、 ストリングピロー ΔN  の寸法が適切である事は言うまでも有りませんが、

それに見合う
 サドル補正 ΔL   の寸法が適切であることが、絶対条件です。

すなわち、皆様のギターが最高水準のピッチ精度になるように

予め、シミュレーションシステム を用いて、この両者の最適な諸寸法を導き出してから、実際のギターに  MTS  を インストールしますので、

確実なピッチ精度をご提供できているものと考えております。

勘 に頼った方法試行錯誤 によるインストールで無いのが、 MTS  です。

また、ストリングピローを用いないで、
サドル補正のみで調整を行う従来の方法では、After のようなピッチ精度を得る事は、まず不可能です。

Handicraft based on Engineering

と考えてやっております。


ご参考までに、もう一つ、インストール事例をご紹介します。

YAMAHA LS36

このギターは、このデータ でインストールされ、正確な音律を得る事が出来ました。

因みに、このギターのオリジナルの ナット と サドル は、こちらでした。 ナット サドル

 

このギターの試奏をご希望の方は、ご連絡ください。

 YAMAHAギターの特徴

 サドルの傾きが他のメーカーのギターに比べ大きく設定されています。 それは、音律を調整する一つの独自ノーハウかも知れませんが、#12フレット付近の音程が、フラット気味になる傾向が有ります。

 原因は、こちらで解説しております。

Before  (CENT)

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +3 +3 +2 +2 +2 +2 +1 +1 0
#2 +5 +4 +4 +4 +3 +1 +1 +1 +2
#3 +3 +3 +3 +2 +1 -1 -1 -1 -2
#4 +2 +2 +1 +1 +1 +4 +4 +2 +1
#5 +3 +2 +1 0 -3 -7 -5 -5 0
#6 +5 +3 +2 +4 +4 +2 0 -2 -2


このシミュレーション データは、こちらです。

 



シミュレーション
によっても、#12フレット付近 がフラット気味になる傾向は現れています。
 

 

After (CENT) 

#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#5 0 0 0 0 0 0 -1 -2 0
#6 0 0 0 0 0 0 0 0 0


この
シミュレーションデータは、こちらです。


 

シミュレーション データ通り、正確な音律にインストールが出来ています。


もし、このギターに、0.5mm ナット位置を補正する

Buzz Feiten Tuning System をインストールしたとすると、どんな格好になるでしょうか・・・

ナット形状をオリジナルと比較してみましょう。 これでは、余り効果が期待できない感じがしませんか。

こちらをご覧下さい。

 この画像は、あくまでも工房ミネハラによるインストール例です。

Buzz Feiten Tuning System は、こちらでご紹介しております。


YAMAHA FG-450

 

インストール状態 (当方コメント)

 表板 (Top) の膨らみのために、サドルの高さが極端に低い状態でした。

 また、YAMAHAギターの特徴ですが、サドルの傾きが大きく、そのために#12フレット付近の音程が、ややフラット気味になる傾向が有りました。

 オフセットサドルのせり出し量(オフセット)を大きく確保して、#12フレット付近でフラット気味にならないセットアップを致しました。

 これで、フレット全域で綺麗なハーモニーになったとおもいます。

 

Before  (CENT)
#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 +3 +2 +1 0 0 0 0 -1 -1
#2 +4 +3 +2 0 0 0 +1 +2 +2
#3 +1 -1 -2 -2 -2 -3 -3 -3 -4
#4 +1 0 +1 +2 +4 -4 +1 0 0
#5 +5 +3 +2 +2 +1 0 +2 -1 +3
#6 +5 +4 +3 +3 +2 0 -2 -4 -4

After (CENT) 
#1 #2 #3 #4 #5 #7 #9 #10 #12
#1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
#2 0 0 0 0 0 0 0 0 +1
#3 -2 -2 -2 -1 0 0 0 0 0
#4 0 0 0 +1 +1 0 0 0 0
#5 +1 0 0 0 0 0 0 0 0
#6 +1 0 0 0 0 0 0 0 0


  ギター その(1)  ギター その(2)  ギター その(3)  ウクレレ その(1)  ウクレレ その(2)



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(特許第4383272)

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    Mineo Harada

    Updated:2012/7/26

    First Updated:2005/4/18