ご存知ですか 楽器の音色は、目で見えるのです
![](../showcase/celloshop/images/milo12.jpg)
Kreuzinger Cello
Made in Germany
まずは、お聴きください
(演奏の腕の良し悪しは、お許し願います)
![](cello/play_note/scale.gif)
を クリック して、音のファイルをダウンロードし、Windows
Media Player
などでお聴きください
(MP3 File_size=256KB bitrate=96kbit/sec
Sample_rate=44.1KHz Mono)
![](images/mediaplayer1.jpg)
Windows Media Player
ただし、CD並の高音質の音でも、単に聴いただけでは、どの程度良い楽器 なのかを判断するのは難しいものです。 そこで、工房ミネハラ は、皆様に、「目で見る 楽器のサウンド」 をお届けいたします。
目で見る 音のカタログ
![](images/soundinspect1.gif)
とは、どういう物でしょうか
楽器の音に含まれている、音の周波数レンジ について
![](images/frange1.gif) |
左のような図表をご覧になった事は多いと思います。
これは、オーケストラなどで使われる楽器の、音の周波数レンジを示した例です。
一番下の、チェロの場合、A線弦の真中の (A)の振動数は、440Hz(ヘルツ)です。
しかし、左の図では、チェロの楽音の範囲は、10,000Hz(ヘルツ)程度まで伸びています。
これは、演奏している音に対して、楽器が良く反応して、倍音が良く出でいるためです。
良い楽器の音色は、この倍音の出かたに大きく左右されます。 |
楽器の音の 倍音とは 何でしょうか
![](images/violin_sound1.gif) |
左の図の一番上は、バイオリンを演奏した時に出る音の波形を示したものです。
何故、こんなにギザギザしているのでしょうか?
このギザギザが、実は、良い音の秘密なのです。
基本音と言うのは、実際に弦を押さえて弾いている音程の音の周波数です。
第2倍音と言うのは、基本音の2倍の周波数の音も同時に出ています。この楽器の例では、第2倍音の振幅が大きく出でいますので、第2倍音の音の強さが大きいと言うことです。
同じように、第3倍音と言うのは、3倍の周波数の音も出ていると言うことです。
この例の場合は、第12倍音程度の高い音まで、良く出でいると言うことになります。
良い楽器程、高い倍音がバランス良く出ます。 |
倍音とは、どんな効き目 があるのでしょうか?
![](images/baion1.gif) |
上の図は、基音(基本音)と倍音の音程の関係を示したものです。
基音(基本音)が、(C)の場合、
2倍音は、(C)
3倍音は、(G)
4倍音は、(C)
5倍音は、(E)
6倍音は、(G)
7倍音は、(B♭)
8倍音は、(C)
9倍音は、(D)
10倍音は、(E) となります。 これでお分かりと思いますが、倍音は、ド(C)・ミ(E)・ソ(G)と言う音程を作りますので、和音として快く響きあうのです。
良い楽器と言うのは、やはり、高い倍音がバランス良く出る楽器といえます。 |
倍音を、目で見てみましょう
Kreuzinger
Cello を実際に演奏して、その音をデジタル録音し、音の波形を解析できるソフトにかけますと、音の波形や倍音の様子を 「目で見る」 事が出来ます。
音の波形解析ソフトでの表示は、音と波形のリアルタイム画像となりますが、これをそのままMPEG動画などでお届けするには、ファイルサイズが大きすぎ、現時点ではまだ時期尚早ですので、工房ミネハラ では、現在の技術レベルでも無理なく情報をお届けするために、瞬間瞬間に画像を止めて静止画キャプチャーした情報をお届けいたします。
![](images/cellowavempg.jpg)
Windows Media
Audio (ASF形式) (250KB)
この例は Montagnana
Model Cello Carbon-Fiber Endpin
(カーボンファイバースパイク使用) のリアルタイム動画です。
ご興味の有る方は、上の画面をクリックし、
ダウンロードしてご覧下さい。
静止画キャプチャー情報でご覧下さい
![](cello/kreuzinger/kreuzingerA11.jpg)
これは、演奏時間 約22秒間の音の波形(音の強さ) を示したものです。
(音の強さ は、右端のボリュームをスライドさせて下さい)
下の波形は、上の波形のカーソルの有るところの音 (A)(振動数 110Hz) の部分の拡大です。 0.1秒間に、波形の数が 11ケ有りますので、この波形からも、(A)の音という事が分かります。
![](cello/kreuzinger/kreuzingerA101.jpg)
Kreuzinger
Cello の音声波形も、矢張りこんなにギザギザでした。 これは、倍音が多く含まれていることを表しています。
それでは、その音に、倍音がどの程度含まれているのかを、音のスペクトルで見てみましょう。
それには、FFTアナライザー と言う方法を使います。
少し、難しい話になりますので、解説は避けますが、 (A)(振動数 110Hz)を弾いている時に、どの周波数の倍音が、どの程度の強さで出ているかを測定する方法です。
その結果が、下の画像です。
![](cello/kreuzinger/kreuzingerA12.gif)
波形の一番左の山が、基本音110Hz。 二番目の山が、第2倍音で、この周波数は220Hzです。 三番目の山は、第3倍音。 四番目の山は、第4倍音。 ・・・以下同様です。
第8倍音まで、倍音が良く出でいることが分かりました。
それでは、その他の音を弾いたときの、音のスペクトル も見てみましょう。
下の楽譜の音符をクリックすると、各音程の時の、音のスペクトル が表示されます。
これは、音の波形を解析できるソフト で、一つ一つの音に対して、画像を止めてキャプチャーしたものです。
Pleas Click the individual
note to see each Wave Analysis.
音のスペクトル は チェロの音を聴きながら、連続アニメーション でもご覧いただけます
下の画像の上にマウスポインターを乗せると、画像のアニメーションがスタートします。
(画像のアニメーションを止める時は、マウスを画像から外に出して下さい) 画像をクリックすると、ページのトップにいってしまいますので、クリックはしないで下さい。
Kreuzinger Cello 音のスペクトル 連続アニメーション
![](cello/kreuzinger/kreuzingerC12.gif)
Please Click Start Button and Place your mouse
quickly on the Spectrum Photo to see
Animation.
Kureuzinger
Cello は、
倍音が高い音まで、バランス良く出る、良く鳴る楽器 だ
という事がお分かり頂けたと思います
如何でしょうか
目で見る 音のカタログ
![](images/soundinspect1.gif)
では、皆様の楽器選びのご参考にして頂けるよう、このような 目で見る 音のカタログ を逐次増やして参ります。
ご期待下さい。
クリャー
でお聴き頂くための
工房ミネハラ
![](../images/rec.gif) ![](../images/digrecsystem.gif)
をご紹介します
こちらをご覧下さい
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![](../tezukuri/icons/home_b.gif)
工房ミネハラ
Mineo Harada
Updated:2002/9/3
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