この楽器の音色も、私たち日本人の心には、共感のある音です

まずは、お聴きになってください。

(MP3 File 295KB)　

硬い紫檀の木で出来た共鳴胴にニシキヘビの皮を貼り、その上に小さな駒が立ちます。

共鳴胴と棹の先に有る二つの糸巻きの間に、２本の弦を張り、太い弦（内弦）を　Ｄ、細い弦（外弦）を　Ａ　にチューニングします。

ちょうど、ヴィオラのＡ線，Ｄ線や、バイオリンのＡ線，Ｄ線　と同じ音程です。

２本の弦の間に、弓の毛を通して、弓の毛の外側で太い弦（内弦）　Ｄ線を、

弓の毛の内側で細い弦（外弦）　Ａ線を弾きます。

楽器は、腿の上に置き、立てて構えます。

お聴きになってお分かりと思いますが、

ビブラート、ポルタメント、トリル、ハーモニックス、ピッチカート　など、

この楽器の本領を発揮する演奏テクニックは、バイオリン、チェロなどと共通点があります。　が、

ただ、少しオーバー目が効果的なのかも知れません。

入門者でも独習できる、教則本があります。

ジャー　パンファン　の 二胡教本 （入門から極意まで） \2,625 (税込)

・楽器の説明 ・演奏基本テクニックから ・高度なテクニックまで ・数字譜と五線譜の両方併記

弦は、バイオリン・チェロ弦などで定評のある、ドイツ　PIRASTRO 製も発売されています。

バイオリンやチェロなど、弾ける方には、左手のテクニックはさほど目新しいものでは無いかも知れませんが、

右手のテクニックで、弓の毛の内側・外側　両方を使うというのは、初めは大いに戸惑うと思います。

勿論、弦楽器は初めてと言う方でも、練習を重ねて行くうちに、綺麗な音で演奏できます。

それより、大切なことは、

この楽器の特性を良く掴み、綺麗な音が出るように調節することが必要です。

下の写真の、真中のものは、千金（チェンジン）というパーツですが、

バイオリンやギターなどの弦楽器のナット（上ナット）に相当するもので、その位置で弦の長さを決めます。

通常は、３８−４０ｃｍ程度にします。

駒は、皮のほぼ真ん中辺に立てられますが、

弓を弾いて、弦を振動させた時、不要な共振が皮に発生してしまいます。

そのため、キーキー　とか、ガーガー　という、サイド雑音が発生してしまいます。

このような、サイド雑音をうまく止め、どの音程を弾いても綺麗な音が出せるように、

楽器を上手く調整する必要があります。

千金（チェンジン）部に、皮を挿入したり、

駒の後ろの弦と皮の間に、ゴムスポンジなど（コンジーディエンと呼ばれる）を挟みこむことによって、

サイド雑音の発生を上手く調整して止めます。

これで、綺麗な音が出せるようになります。

これらの調整なら、弦楽器の手作り楽器工房　工房ミネハラ　にお任せ下さい。

二胡

には、本物の動物の皮が使われています。

ここでご紹介している楽器には、ニシキヘビの皮　が使われています。

この様な楽器は、国際条約の　ワシントン条約で、輸出入が規制されています。

ここでご紹介しています、二胡　には、中国政府が正式に輸出を許可した、

CITES シール　が貼られています。

専用のハードケースも付いています。

弓は、弦に沿って仕舞います。

二胡 セット 仕様と価格

紫檀精品　中国 蘇州製

品番	共鳴胴・棹・駒	糸巻	皮	弓・ケース 他	特別価格
ERHU-PRO	高級紫檀	高級紫檀	ニシキヘビ本皮	弓付き　(竹製) ハードケース付き (外は合成皮貼り) 千金・松脂付き	定価：\160,000 特別価格 \155,400 (税込)

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工房ミネハラ
Mineo Harada

Updated:2006/11/30