チェロの力学

■第8章 チェロから出る音の方向について

★空中に放出される音

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楽器から空中に放出される音をご欄になった事は有りますか?

ご覧下さい。

この図をご覧になって、如何いう印象をもたれるか分かりませんが、正面と、やや下向きに強い音の流れが出でいる、一例が見えた感じがします。

これを見ますと、海外のソリスト、例えば、マイスキー などが大ホールで演奏する時、通常私達が使っているエンドピンの長さの倍位長いエンドピンを使って、楽器を相当に傾けた姿勢で演奏している理由の一端が分かる気もします。

この図は、残念ながら何の音を弾いた時の状態か分かりませんが、違った音の時は、また別な流れにはなるでしょう。

この、音の流れの測定は、小さなマイクロフォンを2つ使い、ある瞬間に音がどの方向に流れているかを測定したものです。
音響インテンシィティ法という測定方法です)

矢印が音の流れの方向を示し、矢印の長さが、その強さを表しています。

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チェロから出る音として、もう一つ重要な物があります。

それは、エンドピンを伝わって、床に流れて行く音です。 こちらも、大変役に立つものですが、測定された物は見たことが有りません。

別な機会に、調べて見たいと思います。

ただし、これを利用する手段として、素晴らしい チェログッズがあります。

マイスキー や ロストロポービッチ が絶賛した SoundPodium

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こちらで詳しくご紹介しています


超軽量・高剛性
カーボンファイバー製 エンドピン は、こちらでご紹介しています

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Updated:2000/7/20