チェロの力学

 
コーヒーブレークタイム
 です

貴方のチェロの表板と裏板を叩いてみて下さい

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数式や計算ばかりでは、頭も痛くなってしまうと思いますので、ここで、コーヒーブレークです。

その間に、貴方のチェロの表板と裏板のあちこちを叩いて見てください。

叩く場所は、裏板のセンターバウツ(くびれた部分)の両端近くA (魂柱の辺りも)  、アッパーバウツの中央部 、ロァーバウツの中央部

表板のセンターバウツ(くびれた部分)の両端近く、アッパーバウツの中央部は叩けませんので指板のすぐわき 、ロァーバウツの中央部も叩けませんのでテールピースのすぐわき

以上の6ヶ所です。

叩く時には、中指か薬指の腹で、ポンポンと軽く叩いて下さい。 くれぐれも、爪が当たらないように注意して下さい。ニスにキズがついてしまいます。


上の楽器は、何れも Stradivari です

さて、貴方のチェロは、この6ヶ所からどんな音が聞こえますか??? (弦は振動しないように、抑えて叩いて下さい)

表板や裏板の鳴っている音を聴きだして、音程を聞き取って下さい。 はっきりとした音程が聞き取れますか?? この時、弦を弾いて音を聴き比べると、どの音程の音か良く分かると思います。

次回より、いよいよ、レスポンスの良い楽器にまつわりつく、 ウルフトーンの問題に近づいて行きます。 ご期待ください。

ウルフトーンは、この、叩いて出た音との関係が大変重要となります。


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Updated:2008/5/23

First Updated:2000/11/11