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チェロの力学 ★ウルフキラーの振動計測方法 |
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ウルフキラーの振動計測方法
ウルフキラーは、上のアニメーションのように、空中で振動しています。この振動の様子を計測するには、何所か安定して止まっているような場所(ベース)が必要です。 その位置は、チェロの胴(表板)でも良いと考えらけますが、胴(表板)自身も結構大きく振動していますので、そこをベースとしたのではウルフキラー自身の振動が正確に計測できないと考えられるため、多少 演奏の音量・音質に影響があるかも知れないが、駒(Bridge)をベースとしてウルフキラー自身の振動を計測するジグを作りました。
ウルフキラーやテールピースの振動計測は、こちらでご紹介している、 フォトセンサー を使用することとしました。
その状態を下の写真に示します。
駒足部にベースのクランプ部をネジで取り付けます。 ベースの上に ウルフキラー や テールピース の振動を検知する フォトセンサー を、位置が移動できるように取り付けています。 ウルフキラーには紙製のターゲットを貼り付けてあります。 テールピースにも、木製の軽いターゲットをクランプで固定してあります。
ウルフキラー振動計測 フォトセンサー
テールピース振動計測 フォトセンサー上の2つの写真のように、フォトセンサーの発光ダイオードから出た光軸の半分程度が隠れる位置にターゲットを置きます。 この状態でウルフキラーやテールピースが振動すると、フォトセンサーのフォトトランジスターから 、ウルフキラーやテールピースの振動の振動数と強さに従った信号が出力されます。
フォトセンサーからの信号は、下に示した フォトセンサーアンプ を経由して、波形記録装置に入力します。
実際に弾いている音も同時に記録するために、駒の足部に、 ダイナミックピックアップ をクリップ留めしてあります。
波形記録装置は、2チャンネル(ステレオ)のデジタルオーディオレコーダーを用いました。 Lチャンネルに フォトセンサーアンプ からの信号を、Rチャンネルにダイナミックピックアップの信号、入力し、同時に波形を記録します。
この様な状態で チェロを実際に弾くと、 フォトセンサーアンプ と ダイナミックピックアップ から電気信号が出力され、波形記録装置で記録されます。
波形記録装置の出力を光デジタルケーブルでパソコンに接続し、それぞれの信号を、 音の波形 として Adobie Audition 2.0 で記録し、 振動の強さ と 振動数 を調べます。
以上が、ウルフキラーの振動計測装置の概要と計測方法です。
下の 表5 の SOUND アイコン をクリックして、記録された信号を 音 として聴いてみて下さい。 最低音の C から、第4ポジションの g まで弾いています。
Lチャンネル (表示画面 の 上段) はウルフキラーの 振動波形を、Rチャンネル (表示画面 の 下段) は実際に弾いている演奏音です。
表5 記録信号の例
Cello 記録信号 Adobie Audition 2.0 表示画面の例 Kreuzinger "Hiroki" 以上の、ウルフキラーの振動計測装置によって、チェロに取り付けたウルフキラーが、実際の演奏時に、どの音の時、どのように振動しているか・・・が、信号として計測できるようになりました。
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いよいよ、次章では、ウルフキラー (Wolfkiller) の振動 の様子を分析して、本当にウルフをとめる働きをしているか・・・を 確認してみます。
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Mineo Harada
Updated:2008/5/23